石神は数学の天才だった。湯川のように研究をすることもできたが、運命的に母親が病気になって夢に描いていた数学の研究をあきらめ、高校数学の教師になった。ふだんは無口で、他人とはあまり付き合いません。唯一の友人といえば大学時代は天才だった湯川。石神は靖子のことをこっそり愛していた。見るために、毎朝、彼女の職場でおにぎりを買いに行く。靖子が前の夫を殺したことを知った時、彼女の死体の処理を手伝った。そして自分の数学的知識を利用して、彼女と娘が警察からどのようにして容疑から自由になるかを助けた。もっと怖いことに、彼は殺人犯ではないのに、真実を隠すために他の一人を殺すこともいとわない。たしかに石神は、数学が得意だったことは間違いない。しかしそれを正しく使うのではなく、犯行に使った。結局は刑務所で過ごすしかなかった。